それぞれの現場の「正しいものを正しくつくる」に参加してきた!
ども、ささっきーです。
今回は2019/10/19(土)に開催されたイベントに参加してきたので、
感想なんかを綴ってみたいと思います。
イベント概要
Doorkeeper 「それぞれの現場の「正しいものを正しくつくる」」
https://devlove.doorkeeper.jp/events/97125?utm_campaign=event_97125_109506&utm_medium=email&utm_source=registered_message
開発(Develop)を愛する人たちの集まりであるDeveLOVEが主催するイベント。
書籍「正しいものを正しくつくる」の筆者である市谷さんを中心に、各企業の登壇者による
”それぞれの現場”での正しくつくることへの課題、取り組みを共有し合う(ハンガーフライト)
といった内容でした。
終盤には参加者がグループをつくって感想を話し合う時間もあり、
イベントにおける気づき、自身の現場についてなどを共有しました。
ちなみに私は、書籍「正しいものを正しくつくる」は未読ですw
それぞれの現場の「正しくつくる」
発表としてはPOsideと開発sideとあり、私はすべて開発sideを聞いてました。
一応開発現場に携わっているので!
移動するのがめんどうだったというのが本音w
それぞれ聞いたお話の感想を簡単に書いていきます。
第1部 開発side「進むために、止まる。」
ナビタイムジャパンの現場より
小田中 育生 さん
進むために、止まる。 from NavitimeJapan
“正しくつくるため”に、立ち止まれているか をテーマにした内容でした。
特に開発チームにフォーカスしたお話と感じたのもあり、私自身の現場にあてはめて聞くことができました。
立ち止まれているか?(プランニング、レビュー、振り返り など)と問われると、
「やってるよ! Outlookの予定だってちゃんと入ってるもんね!」
とは思いますが、実際は内職やら、メンバーが揃っていなかったりで、
”形だけ”になっている気がします。
また、特に刺さったのが「カイゼンの向き先がプロセスにのみ向いている?」(上記スライド66p)という部分でした。
”正しくつくる”という点しか考えられてないんですよね。
これでは”正しいもの”はできるはずもなく、ユーザからみれば「どうしてわかってくれないんだ」と思われるのも仕方ない気がしますw
もちろんより効率的に、といった開発におけるテーマはあるにしろ、
その後続に”正しいもの”を提供する、というテーマも存在する、という認識を持って取り組むべきかなと思いました。
第2部 開発side 「アジャイル開発の失敗と改善」
パーソルプロセス&テクノロジーの現場より
横山 豪 さん
発表者の方の自身の現場であった失敗からカイゼンへの取り組みについてのお話。
1度目では、”正しくつくる”チームづくりの失敗からカイゼン、
2度目では、”正しくつくれる”チームの”正しいものをつくる”部分での失敗からカイゼン、
といった風に個人的には解釈しました。
第1部の内容にもありますが、開発プロセスのカイゼンにばかり向いてしまうと、
”正しいものをつくる”という点からはずれてしまうのかもしれないですね。
また、カイゼンでは様々なプラクティスを実施されている(上記スライドp54)ようで、
大変参考になりました。
超個人的にですが、「HITO Link」というプロダクトにすごく興味がありましたw
第3部 開発side「正しくつくる、みんなでつくる。 そして正しいものをみんなでさがす。」
サイバーエージェントの現場より
陶山 育男 さん
発表者の現場で実践している モブプログラミング+カンバン+スクラム というやり方についてのお話。
個人の所感ですが、
このやり方は向く現場とそうでない現場はありそうだなと思いました。
ただ、仕掛中のものなくして、チームでプログラミングをしていくので、
認識齟齬を減らし、トータルで見ると生産性はよいのかもしれない、とも思いました。
モブプログラミングやってみたいですねw
第4部 開発side「多様な価値観の中で「正しく」意思決定するための戦略」
LINEの現場より
米原 斉美 さん#スライド見つからなかったです、、、
様々な国籍の方(多様な価値観)で構成される現場での経験をもとに、
文化による特性の違いを国籍ではなく個人レベル(個人差)に落とし込んで考えることで、
適した選択ができるように、というお話でした。
たしかに、同じ日本人でも考え方は多種多様ですので、
あの人はどうなんだろう? と個人にフォーカスして考えることが、
自分のチームをよりよい方向に導くためには大切なのでしょう。
まとめ
私の現場では、プロダクトを提供する(または要望を受ける)ユーザとの距離が近いこともあり、
”正しいものをつくる”という点は、普段から意識させられる環境にあります。
ただ、”正しくつくる”という点においては、スクラムに取り組んではいるものの、
なんちゃって状態になっています。。
ユーザと開発メンバーがほとんど直接的にやり取りをしている状況(POのロールも開発メンバーに含まれているような状況)なので、なかなか立ち止まる時間が取れていないですね。。
私の現場の課題としては、まず”正しくつくる”(立ち止まる)時間をなんとか作っていく必要があるのかなーというのが今回の気づきでした。
「2回目の開催も望んでます! 僕が!w」
と主催者である市谷さんが言われていたので、もしかしたら続編あるかもですね。
その際も是非参加したいなと思います!
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